ひらのーと

袖振り合うも多生の縁。大学職員・兼業大学院生の日記 since2005

第27回私立大学職員人間ネットワーク

今年の6月以来2度目の参加、正会員としては初めての参加となりました、人間ネットワーク(http://shidai-hitonet.jp/modules/news/index.php?page=article&storyid=30)です。
今回の会場は玉川大学。いろいろお噂は伺っていましたが実際にお邪魔するのは初めて、まさに玉川「学園」というイメージがしっくりくる広大なキャンパスには圧倒されました。
111210玉川学園

111210玉川学園

111210玉川学園

今回のテーマは『大学職員の育成について考える -国立大学の事例からの考察-』。
端的に言うと、組織的な、あるいは自主的な研修・勉強会に若手職員をどう巻き込むか、というお話。
当然、自分自身が若手で育成される立場のため場違いかな?という勝手な印象は実は若干あったものの、一方で(手前味噌ながら)大学人としての自主的な勉強に関心があり、すっかりフォーラム・勉強会・学会の類のリピーターになっており、若手同士でも関心がある人に対してはこういうネットワークを広げていきたいという意識もあるため最初の印象の割には主体的に入り込みました。
また、若手当事者としての意見を言うのも自分の役割かなとも感じていました。


国立大学法人の職員さん4名の事例紹介講演のあとにグループに分かれて討議(ブレインストーミング)でした。
各班比較的共通していたのは、若手の主体的な研修機会への参加には促進要因・阻害要因ともに制度的組織的なものと個々のマインドに起因するものがあるという分類でした。
この形式で分類することで様々な問題点は挙げやすいのですが、挙げてみて感じたのはやはり密接な関係があるなぁということ。
例えば制度的組織的な阻害要因があるとしても個々に強い意識があれば学ぶ意欲は自然に出てくるでしょうし、逆に制度的組織的な阻害要因が無い、促進要因があるとしても個人にマインドがなければ全く学ぶ方向には向きません。
その中で特に気になったキーワードが「危機感」と「ゆるい勧誘」でした。
「危機感」は頻出していたキーワードで、かつ阻害・促進両方の要因として挙げられていました。大学教育や自大学の存在意義、職員という大学人として果たすべき役割に危機感が無ければ主体的な意欲は出ないですし、感じていれば大きな促進要因になるということです。
また勧誘相手の心理状況にもよりますが主体的なネットワークを拡大していくには「ゆるい勧誘」がキーワードなのかなと思いました。あまり熱く(暑く)誘って無理やり引っ張りだしたところでその時点では主体的な参加ではないですし、敬遠されてしまうと逆効果。それに職務上育成を担う立場ではない自分にとっては「いくら言っても、似ても焼いても叩いても興味の無い人は残念ながら仕方がない」というある種の開き直りも多分にあるので意欲のある若手同士で学び合うコミュニティの構築には「ゆるい勧誘」がちょうど良い、という具合です。
ターゲットを絞らない情報発信(たとえばこのブログ)は熱く(暑く)行いながらも、仮にターゲットを絞って誘うのであれば「ゆるく」誘い出し、感性を刺激し合い、それで相手が興味を持てば次回以降も参加してくれる…それぐらいの方が結果的に熱い人が残り、うまくいくのかなという自分の結論に改めて至りました。

また、この点についてはあまり積極的に発言しなかったものの、自主的な活動をするうえで直面するのはやはり具体的な援助(つまりはお金、特に若手にとっては)の有無。「職員の役割の拡大」や「職員の専門化・高度化」という課題が叫ばれて久しい昨今、例えば教員の「個人研究費」のようなイメージで、職員の(メニュー選択可能な人事研修ではなく)完全に自主的な研修・勉強会・学会への参加や文献購入の予算が準備されている大学の事例はあるのだろうか…というふとした新たな疑問も、議論を思い起こす中で出てきました。(就活中にお話を聞いた京都のある大学には職員の書籍購入補助があったような記憶が…)

111210人間ネットワーク

この勉強会後は人間ネットワークの本番?ともいわれる第二部情報交換会。
桜美林大学多摩アカデミーヒルズに場所を移し、ネットワーク構築が盛大に繰り広げられました。この会の根底にある考え方は「気軽に電話できるような人間ネットワークの構築」にあるので、こういう会は若手にとってもありがたい。
111210人間ネットワーク

111210人間ネットワーク

凄まじいネットワーク強化に成功した1日でした。

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プロフィール

平野優貴

Author:平野優貴
1987年生まれ。2010年立命館大学政策科学部卒業、東京の私立大学に入職。2017年法政大学経営学研究科入学、兼業大学院生に。
大学在学中は学生FDスタッフとして教職学協働の活動に参加し「学生と生徒」の違いについて考えているうちに大学が職業になる。
入職後キャリアセンターへの異動をきっかけにキャリア形成や人的資源管理などといった分野への関心が強まり、経営学研究科への進学を決意。
プライベートでは横浜を愛し、趣味は野球観戦(イーグルスとベイスターズ)、旅(台湾好き)、献血、カメラ、マラソン、スタバ巡り、ペーパーレス化、等々。
(2017年8月20日更新)

※当ブログの内容は個人の見解・日常の記録です。あらゆる所属組織の見解とは一切関係ありません。
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