ひらのーと

袖振り合うも多生の縁。大学職員・兼業大学院生の日記 since2005

アホとバカのせめぎ合い

それは車の点検のためにディーラーさんのショールームで時間をつぶしていたときに起こりました。

商談用テーブルがすべて埋まっていたので、お子さま用マットや玩具の置いてあるコーナー脇のソファに座っていました。
幼い女の子がさらに幼い妹にちょっかいを出され、苛立つという本人同士の真剣さとは裏腹に周囲からすれば非常にほのぼのとした光景が繰り広げられていました。
その姉妹はいかにも関東生まれな感じの東京弁で言い争っていましたが、姉が発するフレーズに唯一、純東京弁にはないものが含まれていました。

「アホちゃうん?」

その瞬間、脳の中枢を撃ち抜かれたかのような衝撃を受けました。
完璧とまではいかないまでも大阪でも十分に受け入れられるであろう水準の発音の「アホちゃうん?」が連発されました。

アホとバカのせめぎ合いには長い歴史があります。
関西人の多くにとっては「アホ=愛」ですが、「バカ=バカ」です。
一方で関東人にとってはアホとバカの感覚がまるで逆か、あるいはバカに愛を込めずに多用するというのが一般的だと言われます。
関東人同士の会話で濫用される「バカ」に相手がブチギレるんじゃないかと怯える日々です。

この抗争ともいえるアホとバカのせめぎ合いは「アホ・バカ分布図」として大阪が誇る教養番組「探偵!ナイトスクープ」でも取り上げられたことでも有名です。

話は戻り、例の姉妹です。
横にいた父親も含め、「アホちゃうん?」に至った所以となる関西色がこの家族のどこかにあるのではないかと、無関心を装いながら観察していました。
家族が喋れども喋れども、「アホちゃうん?」以外に関西色は全く見いだせないまま非情にも「平野様、点検が完了しました」の掛け声。
志半ばでの帰宅を余儀なくされ実に残念です。

・あの隙のない関東人一家において長女のみにどのようにして「アホちゃうん?」が吹き込まれたのか。
・今後も当面は横浜に住むであろう彼女が関東人に「アホちゃうん?」を多用し、無用な争いを起こすことはないだろうか。
・もしや、彼女は大阪の血を含まないにも関わらず「ちちんぷいぷい」に和み「探偵!ナイトスクープ」に涙する類い希なる才能を持ったエリートなのではないか

という疑問・危惧・知的好奇心は絶えません。
次回点検の時にもし再会できれば、継続調査です。

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プロフィール

平野優貴

Author:平野優貴
1987年大阪生まれ。2010年立命館大学政策科学部卒業、東京の私立大学に入職。横浜在住。
教務経験後、2015年にキャリアセンターに異動したことをきっかけにキャリア形成や人的資源管理などといった分野への関心が強まる。入職前から興味を持っており、志望動機といっても過言ではない「大学経営」「事務職員の教育人化」といったあたりと結びつく……のか?
立命館大学在学中に出会った学生FD活動は細く長くゆるやかに続けております。初期の初期の話(いわゆる昔話)をお聞きになりたい方がいらっしゃれば積極的にお伝えしております。
趣味は野球観戦(いや、もはや野球「参戦」)、旅、カメラ、マラソン、トレーニング、スタバ巡り、ペーパーレス化、等々。好きな街は横浜、仙台、神戸、台北。
(2015年11月21日更新)

※当ブログの内容は個人の見解・日常の記録です。あらゆる所属組織の見解とは一切関係ありません。
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