ひらのーと

袖振り合うも多生の縁。大学職員・兼業大学院生の日記 since2005

「大学」を伝えよう。

本年度オープンキャンパス全日程が終了しました。
多数の方にご来場いただき、ありがとうございました。

本学のオープンキャンパスには「オープンキャンパス学生スタッフ」という主役たちがいます。
毎年8月の数日間のためにほぼ年間を通して活動しているスタッフです。
彼らとの共同作業でオープンキャンパスを創っていくのです。

となると、業務内外問わずあらゆる大学人活動の根底に「全ての大学生を生徒から学生に」というキーワードがある私にとっては仕事でありながら遊びであるかのような、ニュアンスを正確に伝えるのは実に難しい状態(≒志事)になります。
オープンキャンパスの目的が受験生に大学のことを知ってもらうことであるのは大前提中の大前提であるとして、それ以外に学生スタッフにいかに経験・成功体験を積んでもらうか、無意図的な教育効果を及ぼすことができるかという思考になるのは必然的なところです。

さて今回、最初にスタッフ全員にさりげなく伝えたキーワードがありました。
「高校生に大学の楽しさ、学生と生徒の違いを伝えよう」
「学生」と「生徒」が極めて曖昧に混同されている現代社会、大学生といえどもこの意図を瞬時に的確に理解できる割合は決して高くないと思います。

それで、それぞれの持ち場でより良いパフォーマンスを追求している学生たちの姿を見ていました。
みんな、それぞれの立場なりにいかに「大学」をわかりやすく伝えるか、すごく考えています。
自ら手を挙げてオープンキャンパスに参加してくれているスタッフなので、私の言葉など無くとも当然考える学生たちなのですが、入学して1年に満たない学生までもがこの光景に含まれるのはやはり担当職員としてこの上ない喜びです。

大学と高校の違いを噛み砕いて、わかりやすく伝える方法を考えているのです。
Learning by teachingとも言われるように人に教えるレベルに達するには相当な理解が求められます。
その作業を1年生がやっているのです。それも自然かつ自発的に。
何となく学生をしている「生徒」との差は、必ずついていくことでしょう。

ここまで直接に学生の成長に立ち会えるのは大学職員の中でも幸せなことです。

この仕事に関わって今年で3年。
来年に向けてはそろそろ異動を見据えて引き継ぎなんてことも考えていかないといけない状態になってきました。
職員各々、ポリシーもあるでしょうけど、学生スタッフへの教育効果という視点も進化させていきたいものです。

以上、学生FDサミット2012夏一日目欠席の裏での出来事報告でした。

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プロフィール

平野優貴

Author:平野優貴
1987年生まれ。2010年立命館大学政策科学部卒業、東京の私立大学に入職。2017年法政大学経営学研究科入学、兼業大学院生に。
大学在学中は学生FDスタッフとして教職学協働の活動に参加し「学生と生徒」の違いについて考えているうちに大学が職業になる。
入職後キャリアセンターへの異動をきっかけにキャリア形成や人的資源管理などといった分野への関心が強まり、経営学研究科への進学を決意。
プライベートでは横浜を愛し、趣味は野球観戦(イーグルスとベイスターズ)、旅(台湾好き)、献血、カメラ、マラソン、スタバ巡り、ペーパーレス化、等々。
(2017年8月20日更新)

※当ブログの内容は個人の見解・日常の記録です。あらゆる所属組織の見解とは一切関係ありません。
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