ひらのーと

袖振り合うも多生の縁。大学職員・兼業大学院生の日記 since2005

日本人の労働観

やりたくない職業には就かない
と、決めて以来概ね逸脱することなく生きている私が幸せと言われればそれまでかもしれませんが、日本人の労働観について憂うているのに関連する話題が複数上がっていました。

まず一つ目、ポップな方。
社会人は覚悟… 2017年は祝日が土曜日に食われまくってて絶望的 | CuRAZY [クレイジー]
2017年は土曜日に祝日が重なって消滅する日が多いというネタ記事。
そもそも祝日という制度に批判的で、かつ祝日はあまり関係なく土曜日も必ずしも休みでなく年間勤務日数で調整している勤務スタイルの私が鼻で笑ったのはさておき、
日本人てそんなに働きたくないのかねぇ。
仕事=嫌々で人生を浸食するもの、という価値観を取っ払えずに自律的仕事の計画を立てて休みを入れる感覚が全く生まれない日本はこれからどうなっていくのでしょうか。
最近感じる、日本の生きにくさ。(まぁ私はそういう職場は回避するように就活したのですが)

二つ目は深刻な方。
電通、「鬼十則」削除へ 過重労働と関連指摘  :日本経済新聞
違う、それは違うよ。
死人は出てはいかんが、「現実的な働き方の部分」と「組織文化・アイデンティティ」がなぜごっちゃになる??
これをなくしていったら極論、どの会社で仕事しても一緒という無味無臭な職業人生になるでしょ。
もちろん働き方などの風土はこうなった以上変えないといけないのですが、アイデンティティは捨てたらいかんでしょ。
これは電通に、というより、鬼十則を短絡的に批判する日本人に対して声を大にして言いたい。

ちなみに、このきっかけになっている社員の死に関してもコメントすると、疑問は二つ。
①死ぬぐらいなら失踪でも何でもしてやめられなかったのか?
②他に入る会社がなかったわけでもあるまいし、かといって(死人が出るのは極端すぎるし決して容認しないが)電通の仕事がそんなにマイルドなわけもあるまいし、果たして自分のキャリア観をきっちり醸成できていたのだろうか?

①に関しては今の若者の真面目さを考えれば難しいのもわからなくもないし、ある方からは死ぬときはそんな冷静ではないし、それが考えられる状態なら死なないとも聞き納得。
②はキャリアセンターの人間としては考えさせられる問題です(彼女と直接の接点は何もないのですが)



最後に自分のことで恐縮ですが、
私は大学に勤めながら、土日にも大学(教育)に関することにはいろいろ時間を割いています。
「業務か否か」は基本的にはっきりしていますし、土日の活動の多くは業務ではないのですが、「仕事か否か」と言われると極めて曖昧。
こういう生活スタイルってライフワークバランスとやらを重視する場合は極めてブラックな働き方でしょう。
でもね、ライフワークバランスを完璧に分けようとしたところでどうせワークが大きくなって絶対息苦しくなるし、ほぼ間違いなく「仕事=悪」になる構図なんだから、ならばライフとワークを接近させていった方が幸せじゃないかという考え方もあっても良いでしょう。

この融合部分のことを、業界のある先輩による分類の考え方を丸パクリしてSocialと呼び、Life・Social・Workバランスを考えて仕事を組み立てています。
相乗効果が目に見えるので職業人生がなかなか楽しいですよ。

「業務」と「仕事」の使い分け、そして「Social」、日本人の働き方に定着させたいなぁ。


人のあらゆる価値観は否定しませんが。

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ひらっついったー

プロフィール

平野優貴

Author:平野優貴
1987年大阪生まれ。2010年立命館大学政策科学部卒業、東京の私立大学に入職。横浜在住。
教務経験後、2015年にキャリアセンターに異動したことをきっかけにキャリア形成や人的資源管理などといった分野への関心が強まる。入職前から興味を持っており、志望動機といっても過言ではない「大学経営」「事務職員の教育人化」といったあたりと結びつく……のか?
立命館大学在学中に出会った学生FD活動は細く長くゆるやかに続けております。初期の初期の話(いわゆる昔話)をお聞きになりたい方がいらっしゃれば積極的にお伝えしております。
趣味は野球観戦(いや、もはや野球「参戦」)、旅、カメラ、マラソン、トレーニング、スタバ巡り、ペーパーレス化、等々。好きな街は横浜、仙台、神戸、台北。
(2015年11月21日更新)

※当ブログの内容は個人の見解・日常の記録です。あらゆる所属組織の見解とは一切関係ありません。
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